令和4年8月挨拶
令和4年8月10日
ホームページをご覧の皆さま、お参り有り難う御座います。
未だ落ち着かぬ昨今ですが、少しずつお寺へお越し頂く方も
増えてきたように感じております。
「毘盧の楼閣門戸を閉ざさず」
とは、大本山永平寺仏殿前に掲げられている額の一文です。
禅宗寺院の山門には扉はついておりません。
いつなんどき、誰でも迎え入れることができるようにです。
非常に示唆に富んだ言葉だと思います。
お寺にいつ誰が来るかなど誰にも分からない。
来ると分かっていれば準備もするけれども、
では来ないと思っているときは何もしないのか。
きっとそうではありませんね。
今日何があるか、誰が来るか、何が起こるか。
誰にも分からないから、何が来ても大丈夫なように
自身の扉を開けておく。開けるんだという気持ちを養っておく。
きたものをそのまま受け入れる中身を整えておく。
扉一つを通して、諸仏諸祖はそう伝えて下さっている気が致します。
これから何が起こるか、正直言って何も分からない情勢となっております。
何事も無いよう祈りつつも、何かが起こっても、起こったことを受け止めて
次へ進める私たちでありたい。
その祈りを形にして、お寺を整えて参りたいと思います。
そこに、多くの方にお越し頂き、その気持ちを共に出来ることを
喜びにして参りたいと思います。
住職 合掌
次回行事予定
令和6年 宗祖忌
今年も秋のお寺参り 「宗祖忌」を執り行います。
祖を貴び師を敬い、自身を新たにすることもまた祈りです。
皆様のご参詣をお待ち申し上げております。
9月行事予定
9月行事予定
1日 祝祷日
8日 矢島町 八朔祭り
15日 祝祷日
20日 中興開山忌
22日 秋彼岸会
※22~23日 寺宝虫干
28日 宗祖忌