令和5年3月挨拶
令和5年2月28日
いつもホームページをご覧頂き、誠にありがとうございます。
比較的雪も少なかった冬も終わりが見えて参りました。
しかし、未だ感染症、ウクライナ情勢など終わりのみえないものもございます。
見えないからと言って、終わりがないはずがありません。
物事は移り変わり、一つとして確固たるものはない。
これは物質も、出来事もみなおなじです。
だからこそ出来上がった現在があり、これから触れることの出来る未来があります。
「明るいときは見えず、暗いときにははっきりと見える」
という言葉が禅にはございます。
先は見えていないけれど、その代わりにはっきりと見えるようになったものもあると私は思います。
そのことにしっかりと目を向けて、今日を勤めて参りたい。
それこそが先へすすむ第一の法であろうと信じ、
今月の涅槃会や諸行事を執り行っていきたいと思います。
皆さまのご参拝をお待ち申し上げております。
住職 合掌